クラウドアプリもバックアップしていますか? えっ、バックアップは想定外でした?

 クラウドアプリ、一番有名なのはMicrosoft365ですが、このサービス規約の”サービス可用性”の条項には、「本サービスに保存しているお客様のコンテンツおよび本データは、定期的にバックアップするか、第三者のアプリおよびサービスを使用して保存することをお勧めします。」という記載があります。

 ご存知でしたか? 

 文書情報を保管するSharePointOnline、文書情報を共有するMicrosoft Teams についても、バックアップが推奨されています。

 幸いMicrosoft365を使っていて、データ喪失事件が起きた!ということはまだ聞きませんが、もしそのようなことが起きたら「想定外」とするのでしょうか。でも、サービス規約に明記されている以上、これは想定内と言わざるを得ないです。

 古い話になりますが、2012年の6月20日、レンタルサーバー社のファーストサーバ株式会社で、大規模な顧客データの消失事故が起きました。あの時は、利用規約に入っていた免責条項で、ファーストサーバ株式会社は損害賠償を免れました。

 大地震の後は皆、BCPはどうするのかというのに、暫くたつと、忘れ去ったかのように話題にも登らなくなります。しかし、データ損失事故が怖いのは、赤信号みんなで渡れば怖くないとバックアップを無視していても、いざ事故が発生すれば損害を被るのは自社であり、誰も救済してくれないということです。

 そして2019年8月23日には、データは失わなかったがAWS東京リージョンで大規模な事故が発生し、復旧まで長い時間を要しました。この時も再認識させられたのが、「責任共有モデル」です。わかりやすく言えば、「AWSはさまざまな対策が取れる部品を提供するので、ユーザー側の責任で必要なレベル対策を取ってください。」ということです。

 なるほどと理屈はわかったが、バックアップって専門知識が必要でおいそれと対応できないな、というのが本音ですよね。

 導入しやすいから、クラウドアプリを選んでいるのに、バックアップが複雑では、元も子もないというところではないでしょうか。

 幸いここのところ、Microsoft365については、3rdパーティから多様なクラウドバックアップサービスが提供され始めています。ご存知でしたか? かつては、複雑だったバックアップもSharePoint OnlineやTeamsについては、3rdパーティサービスを選択すれば、事足りるという時代が近づいているようです。

 自社のお財布やデータの価値に応じて、必要なサービスを利用してはどうでしょうか。

 そして、もしバックアップをしないのであれば、想定外だっだとは言わず、想定内と割り切って使っていましたと言えるようにしたいですね。

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