「文書情報マネジメント」初版 発売開始 ~DX時代の文書情報マネジメント・情報ガバナンス実践に向けて~
▶ 「文書情報マネジメント」(初版)新刊リリースのお知らせ
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)は、電子文書管理と情報ガバナンスの新たな指針となる「文書情報マネジメント」(初版)を発刊しました。
これまでの「文書情報マネジメント概論」は、紙文書管理を中心とした内容でした。しかし、DX推進とデジタル文書化、さらには生成AI活用が進む現代において、従来の知識では対応が難しくなっています。本書は、こうした最新のニーズに応えるべく全面刷新を行い、従来の文書ライフサイクル(生成・利用・保存・廃棄)という枠組みを超えて、業務処理プロセスと保存運用プロセスという2つの体系に再整理しました。
特に、「文書の生成」を単なる作成行為と捉えるのではなく、業務プロセス全体の流れの中で文書がどのように発生し活用されるかを重視した視点を導入しています。これにより、業務処理プロセスの分析とマネジメントに焦点を当て、文書情報管理の質を飛躍的に向上させることを目指しています。また、保存・廃棄以降を体系的に管理する「保存運用プロセス」も、リスクマネジメントとセキュリティ強化の観点から重要性を高めています。

▶ 目次
第1章 情報ガバナンス
第2章 文書情報マネジメント
第3章 電子文書
第4章 文書の受領、作成、変換
第5章 文書の流通、共有、検索、公開
第6章 文書の保存、廃棄
第7章 文書取扱いの自動化
第8章 文書情報システムの構築、運用、監査
第9章 リスクマネジメントとセキュリティ
第10章 法令・ガイドライン
本書は、文書情報管理士検定試験の指定参考書であり、文書情報マネージャー認定セミナーの公式参考書としても利用されます。
▶ 文書管理・電子文書運用の「次の段階」へ
現在、多くの企業・自治体では、紙文書と電子文書が混在する中、整理整頓や情報共有のレベルにとどまっているのが現状です。
しかし、DX推進の加速、生成AIによるデータ活用の高度化に伴い、今後は業務処理プロセスにおける文書生成と活用を適切に設計・管理し、保存運用プロセスと連携させた文書情報マネジメントが不可欠となります。
単なる文書保存・共有を超え、組織の情報資産を戦略的に活用する時代が到来しています。
▶ 文書情報マネージャー認定セミナーのご案内
JIIMAが主催する文書情報マネージャー認定セミナーでは、文書情報マネジメントの体系的理解をはじめ、紙文書・電子文書・デジタルシステムの取扱いに必要な最新実務知識を、2日間で集中的に学習できます。
本セミナーは、文書情報マネジメントの考え方を長年にわたり取り入れており、今回より新刊「文書情報マネジメント」(初版)の内容もカリキュラムに加え、より実践的なプログラムを提供しています
詳しくは【受講案内ページ】をご覧ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

