第14回 JIIMA ベストプラクティス賞 授賞決定

第14回JIIMAベストプラクティス賞授賞事例について

 

令和2年9月16日
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会
理事長 勝丸泰志

 

 

 日本文書情報マネジメント協会(略称;JIIMA)は、60年にわたり文書情報マネジメントの普及啓発に努めている国内唯一の公認団体です。
マイクロフィルムの普及からスタートした活動は時代の変遷とともに変化し、現在では「安心で社会生産性の高い電子文書情報社会の構築」を目指して、文書情報マネジメントを普及啓発する公益活動を続けております。
その一環として2007年(平成19年)より先進的な文書情報マネジメントシステムを導入し、顕著な成果を出された企業・団体に対して『ベストプラクティス賞』を設け表彰しております。
本年度のJIIMAベストプラクティス賞は、審査委員会での厳正な審査の結果、下記の7事例に授賞が決定しました。

受賞記念トロフィー

 

 

 
<記>
(以下、敬称略)
 
1.株式会社ジャックス
・推薦者;富士ゼロックス株式会社
・テーマ;「マニュアル文書のパーツ化とAI・音声認識との連携によるコールセンター業務の変革」
・評価ポイント;文書情報マネジメントは、企業を守るためのみならず文書情報の高度利用により
 業務の生産性を高めるという攻めにも役立つことを示した。
 
2.ハウスコム株式会社
・推薦者;株式会社ボウラインマネジメント
・テーマ;「『アフターデジタル時代の不動産事業者』実現のためのオープン・サービス・イノベーションの
 実施とそれに伴う文書の電子化とデータ保全の推進」
・評価ポイント;難しいと言われていたオンラインによる不動産販売において、ニューノーマルの到来を契機に
 プロセス全体のデジタル化に取り組み成果を上げた。
 
3.NECネッツエスアイ株式会社
・推薦者;JIIMA文書情報マネージャー認定委員会
・テーマ;「ペーパーレスからイノベーションを創出する『働き方改革』EmpoweredOfficeの取り組み」
・評価ポイント;オフィス改革、ワークスタイル変革そしてDXと続けてきた一大改革の原点に
 ペーパーレス化と全社文書管理があったことで、文書情報マネジメントが改革の基盤になることを示した。

 
4.日本ユニシス株式会社
・推薦者;JIIMA文書情報マネージャー認定委員会
・テーマ;「トップダウン・ボトムアップ両面から定着に向けて活動したBox導入プロジェクト」
・評価ポイント;BOX導入に終わらず、利用のための研修、テスト、相談窓口設置及び利用状況の把握から
 改善へのサイクルを回し運用の定着に向けて努力を重ね成果を上げた。
 
5.株式会社武蔵野
・推薦者;アンテナハウス株式会社
・テーマ;「OCR活用によるダスキン伝票・経費精算領収書等のペーパーレス化実現」
・評価ポイント;他社の第12回ベストプラクティス賞受賞ソリューションを自社のプロセス改善に活かし、
 成果を上げた。今後、さらなる水平展開が期待される。
 
6.茨城県大同青果株式会社
・推薦者;アンテナハウス株式会社
・テーマ;「2年前の『スキャナ保存』本番後に目覚めた!バックオフィス業務丸ごと
 ペーパーレス化の実現!」
・評価ポイント;電子帳簿保存法対応を契機として、バックヤード全般のペーパーレス化に取組み、
 成果を上げた。
 バックヤードの効率化を検討中の企業・団体に水平展開されることを期待する。
 
7.花王株式会社/花王ビジネスアソシエ株式会社
・推薦者;ABBYYジャパン株式会社
・テーマ;「膨大な時間と工数を要する手作業の請求書処理にAI OCRを活用したDXの実現」
・評価ポイント;多種多様かつ大量の帳票を自動で扱えるシステムを構築し、業務の効率化とガバナンスの
 強化を実現したことは、同様の課題を持つ企業への範となる。
 
 
以上

第14回ベストプラクティス賞受賞事例(pdf)

 

なお、11月12日(木)から開催予定のJIIMA主催『デジタルドキュメント2020ウェビナー』で
授賞発表と、受賞記念講演を行います。