診療録等を電子化し保存する場合のセキュリティガイダンス

【背景】

 2020年度、新型コロナウイルス感染拡大により、日本においても経済の打撃を受け、さらに他国に比べ、はんこ文化、紙文化など、デジタル化への課題が露呈したといえる。このような中、政府は「経済財政運営と改革の基本方針2020(骨太の方針)」を打ち出し、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)、特にマイナンバーカードのしくみを中心としたウィズコロナの新しいデジタルファーストの生活様式、基盤構築の加速を目論んでいる。

 一方、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)においては、新たに「JIIMAビジョン2020」を策定し、国の掲げるDXを文書情報マネジメントを通じて加速することを目標に設定した。
 上記の背景の中、医療市場委員会は、医療情報のデジタル化も一層加速される環境において、急速に脱アナログ化が進むと予想し、医療機関や薬局に対して実践的に役立つ活動と、そのアウトプットに集中することにした。

【目的】

 情報セキュリティの観点で、サイバー攻撃の拡大・複雑化・悪質化は年々増加してきている。これにより、医療機関等においても、デジタル化した医療情報への脅威が増している。このような状況下、厚生労働省発行の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(安全管理ガイドライン)は、2021年1月に第5版が第5.1版に改定された。
 

 JIIMAでは、これまで文書情報マネジメントに直接関係するこの安全管理ガイドラインの第9章に着目して、手引き書や運用管理規程を策定してきた。ここでは、さらに情報セキュリティ対策を実施する上での参考となるように、対象文書を電子化(デジタル化)する際のセキュリティに関係する部分を示しながら、その根拠となる法律やガイドラインを掲載している。各施設での運用管理規程作成時などガイドラインに沿った医療情報の安全管理にこのガイダンスが一助となれば幸いです。

 

診療録等を電子化し保存する場合のセキュリティガイダンス(pdf)

 

本ガイドラインに関するお問い合わせやご意見は、下記フォームにて受け付けています。

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