IM 2024年5・6月号

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 2024年5・6月号の巻頭では、ケーススタディとして「社内DXの推進における文書情報マネジメントの改革事例」と題して富士フイルムBI 福井株式会社の事例を紹介。文書情報管理の取り組みの狙いや背景から、実際の環境づくり、そして移行から定着に向けた活動などわかりやすく解説しています。社内の文書管理に戸惑っている担当者の方には必見の内容です。
 次に、「リコージャパンのBCP対策」では、今年1月に発生した能登半島地震のリコージャパンの対応について掲載しています。能登半島地震では被災された方のために、リコージャパンでは復旧・復興支援を実施しました。日頃から備えていたことで対応も素早く、人命を最優先にした基本方針は社員も含めて多くの方が安心で安全な生活を取り戻すために最適な行動が心がけられています。
 他にも、「デジタル保存の難しさ」と題した特集では、NASA(アメリカ航空宇宙局)が約20年前に火星で収集したデータの解読が現在ではできなくなってしまった例を上げて、デジタル保存に関する概念を整理したOAIS参照モデルが作成されたことなど、歴史的な背景からデジタル保存したデータを未来へ向けてどのような残していかなければならないのか、鋭く切り込んだ記事となっています。
 最後に、「JIIMAに関するアンケート」を実施中です。5月10日(金)まで受け付けておりますので、ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。
 ●JIIMAに関するアンケート
 https://www.jiima.or.jp/info/jiima_survey0401/

社内DXの推進における文書情報マネジメントの改革事例
~お客様への言行一致活動に向けて~

富士フイルムBI福井株式会社
吉澤 理
p.4

リコージャパンのBCP
~能登半島地震での対応~

リコージャパン株式会社
佐々木 大介
p.11

デジタル保存の難しさ

渋沢栄一記念財団
金 甫榮
p.16

ITアーキテクトの第一人者・中山 嘉之氏が説くDX時代のEA(Enterprise Architecture)
=ビジネスの変化とテクノロジーの進化に適ったEAの再構築こそ、「DXの大前提」=

株式会社メディア・パラダイム研究所
奥平 等
p.20

【公文書管理シリーズ】
第49弾 公文書監理官による職員の意識改革 
─相模原市、3年間の取組みを振り返って

JIIMA 広報委員会 認証アーキビスト
長井 勉
p.28

【連載 生成AIの時代】
第5回 災害対応を強化するAI技術の展望

株式会社第一生命経済研究所
柏村 祐
p.36

【情報管理の新しい動向】
第4回(最終回)「インフォメーション・ガバナンス」と専門職の関係

ARMA米国本部フェロー
小谷 允志
p.39

【わが社のプレゼン】AIS株式会社
共創が生みだす新たなソリューションで、社会に豊かな時間を提供する。

p.42

文書情報マネージャー 認定者からのひと言

p.45

文書情報管理士 合格者からのひと言

p.46

2023年度 文書情報管理士最新報告

文書情報管理士検定試験委員会
室井 弘之
p.48

【ニュース・アラカルト】

● JIIMAウェビナー 2024 開催決定6月4日~ 6月18日
● 経済産業省「 健康経営優良法人2024」を発表
● TOKIUM 経理DXの成功事例集を公開
● NXワンビシアーカイブズ 取締役会議事録の署名における実態調査を発表
● JIPDECとITRが『企業IT利活用動向調査2024』の結果を発表
● JIIMAに関するアンケート

p.50

【新製品紹介】

● シャープ(株)「BP-C533WD」「BP-C533WR」
● エプソン販売(株)「ML-13000」
● (株)リコー「RICOH Pro VC80000」

p.52

【コラム】
第12回(最終回) 研究室の窓から 「大学アーカイブズの役割と課題」

東北大学
加藤 諭
p.53

■IM編集委員から

p.54

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