機関誌IM 2024年1・2月号 掲載内容

2024年 年頭所感

公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会 理事長 勝丸 泰志
p.4

 2024年の年頭にあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 コロナ禍は終わったとはいえないまでも、特別なことではなくなりました。福島原子力発電所の処理水の扱いに反対する一部の国からのインバウンドは回復していませんが、コロナ禍による経済活動への制約はなくなったといえるでしょう。しかし、世界を見渡すとロシアのウクライナへの侵攻は終わりが見通せず、さらにパレスチナ自治区ガザにおけるハマスとイスラエルとの衝突が世界に暗い影を落としています。歴史的な対立の解決は容易ではありませんが、一般市民が人道的に扱われることを願うばかりです。

2024年に向けて理事からのメッセージ

p.5

 現在の社会情勢は、パンデミックからの回復や気候変動、環境問題などさまざまな課題を抱えています。一方で、デジタルトランスフォーメーションは加速し、多様性と包摂性の推進や地政学的な動きにおける国際協力などグローバルな問題に対処するための取り組みも行われています。
 JIIMAでは、2024年も社会貢献ができる組織を目指し多くの会員の皆様方と協力していく所存です。新たな年を迎えるにあたり、JIIMAを支えている理事の方々からメッセージを頂いたので、紹介させていただきます。

創立65周年記念講演会&懇親会 レポート

p.10

 令和5年11月14日(火)、公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)は創立65周年を記念した講演会ならびに懇親会を九段会館(東京都・千代田区)で実施しました。
 講演会では、『JIIMAの歩みと70周年に向けて』をテーマにした勝丸理事長の講演のほか、富士通株式会社シニアエバンジェリストである松本 国一 氏、そしてニュースの職人/ジャーナリストでもある鳥越 俊太郎 氏が講演を行った。今回はこの講演会とその後に行われた懇親会の様子を紹介します。

雑誌専門図書「大宅壮一文庫」が大規模リニューアル
=「Web OYA-bunko」から学ぶ「情報」と「ナレッジ」の関係性=

株式会社メディア・パラダイム研究所 奥平 等
p.20

【連載 生成AIの時代】
第3回 生成AI時代に求められる教育改革

株式会社第一生命経済研究所 柏村 祐
p.28

【権利者不明作品の利用を促進する2023年著作権法改正】
後編 「AIと著作権」についての国会論議/海賊版被害時の損害賠償額等

国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM) 客員教授 城所 岩生
p.30

【情報管理の新しい動向】
第2回 「インフォメーション・ガバナンス」の国際標準ISO 24143

ARMA米国本部フェロー 小谷允志
p.35

【「DXレポート」の生みの親の1人経済産業省の和泉 憲明氏に聞く】
前編 「2025年の崖」をキーワードに発表された「DXレポート」から5年
企業の推進状況の裏側と新たな政策スキームから探るDXの現在地

株式会社メディア・パラダイム研究所 奥平 等
p.38

【わが社のプレゼン】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
「共生」をテーマに、世界の繁栄と人類の幸福のために貢献するプロフェッショナル企業を目指して

p.42

【委員会活動報告】広報委員会
JIIMAの広報を通じて社会に貢献する

p.46

【委員会活動報告】文書情報管理委員会
文書情報流通のための基本要素定義ガイドラインを作成

p.48

文書情報管理委員会 
「文書情報流通のための基本要素定義ガイドライン 第1.00版」を公開しました。

p.51

文書情報マネージャー 認定者からのひと言

p.53

【ニュース・アラカルト】

● JIIMA 創立65周年記念イベントを開催
● 国税庁 インボイス制度について「多く寄せられるご質問」を公表
● 東京都 都内中小企業向けに事業活動のデジタル化の促進を支援
● 日鉄ソリューションズ「ハイパーオートメーション」に関するホワイトペーパーを配布
●ラクス「 電子取引データの保存」に関する調査結果を発表
● ウイングアーク1st DX人材不足の実態およびデータ活用の実態調査結果を発表
● Sansan 適格請求書で不備が多かった項目トップ5を発表
● スカイコム クラウド型電子契約
● 各社ニュース

p.54

【新製品紹介】

● AccurioPress C84hc コニカミノルタ㈱
● MJP20JXR キヤノンマーケティングジャパン㈱/キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ㈱
● HHKB Studio ㈱PFU

p.52

【コラム】
第10回 研究室の窓から 「アーカイブズと周年事業」

東北大学 加藤 諭
p.57

■IM編集委員から

p.58