機関誌IM 2024年5・6月号 掲載内容

社内DXの推進における文書情報マネジメントの改革事例
~お客様への言行一致活動に向けて~

富士フイルムBI福井株式会社
吉澤 理
p.4

 富士フイルムBI 福井株式会社では、常々社内業務DX化の必要性を感じており、情報検索性の課題や業務の属人化などの問題を抱えていました。また大雪やコロナでのリモート環境構築と電子化機運が高まり、社内DX推進に向けて大きく動き始めたのです。株式会社アピックスにサポートを受けて、「文書情報管理整備」として新文書情報管理環境の構築活動が開始されました。
それからの富士フイルムBI 福井株式会社の文書管理についての取り組みを本ページでは詳細に解説しています。

リコージャパンのBCP
~能登半島地震での対応~

リコージャパン株式会社
佐々木 大介
p.11

 この記事ではリコージャパン株式会社におけるBCP対応の概要説明、ならびに能登半島地震における対応の現況をお伝えしています。「BCPの必要性は感じているけど、どう取り組めば良い?」「平時にはどのような備えが必要なのだろう?」「手順やツールをアップデートしたいけど、他社はどんな風に取り組んでいるの?」BCPとひと口に言っても、非常に幅広く、さまざまな疑問や不明点をお持ちの方が多いかと存じます。リコージャパンの取り組みや知見がそうした方々にとって、少しでもご参考になれば幸いです。

デジタル保存の難しさ

渋沢栄一記念財団
金 甫榮
p.16

 本稿では、デジタル保存に関する動向を紹介しながら、デジタルを長期的に保存することの難しさについて述べています。デジタル保存の対象は多様ですが、本稿では、行政機関や民間企業などの組織が作成するデジタル形式の記録を主な対象として話を進めています。デジタルの寿命、デジタル保存の世界動向、デジタル保存に関する誤解などを踏まえながら、デジタル保存とはなんなのか、文脈情報を保存することと現状を知ることの重要性などを解説しています。

ITアーキテクトの第一人者・中山 嘉之氏が説くDX時代のEA(Enterprise Architecture)
=ビジネスの変化とテクノロジーの進化に適ったEAの再構築こそ、「DXの大前提」=

株式会社メディア・パラダイム研究所
奥平 等
p.20

【連載 公文書管理シリーズ】
第49弾 公文書監理官による職員の意識改革 
─相模原市、3年間の取組みを振り返って

JIIMA広報委員会
長井 勉
p.28

【連載 生成AIの時代】
第5回 災害対応を強化するAI技術の展望

株式会社第一生命経済研究所
柏村 祐
p.36

【情報管理の新しい動向】
第4回(最終回)「インフォメーション・ガバナンス」と専門職の関係

ARMA米国本部フェロー
小谷 允志
p.39

【わが社のプレゼン】AIS株式会社
共創が生みだす新たなソリューションで、社会に豊かな時間を提供する。

p.42

文書情報マネージャー 認定者からのひと言

p.45

文書情報管理士 合格者からのひと言

p.46

2023年度 文書情報管理士最新報告

p.48

【ニュース・アラカルト】

● JIIMAウェビナー 2024 開催決定6月4日~ 6月18日
● 経済産業省「 健康経営優良法人2024」を発表
● TOKIUM 経理DXの成功事例集を公開
● NXワンビシアーカイブズ 取締役会議事録の署名における実態調査を発表
● JIPDECとITRが『企業IT利活用動向調査2024』の結果を発表
● JIIMAに関するアンケート

p.50

【新製品紹介】

● シャープ(株)「BP-C533WD」「BP-C533WR」
● エプソン販売(株)「ML-13000」
● (株)リコー「RICOH Pro VC80000」

p.52

【コラム】
第12回(最終回) 研究室の窓から 「大学アーカイブズの役割と課題」

東北大学
加藤 諭
p.53

■IM編集委員から

p.54