機関誌IM 2025年11・12月号 掲載内容
【特別インタビュー】
デジタル庁統括官・楠 正憲氏に聞くAI時代の行政DXと文書管理
広報委員会
p.4
デジタル庁統括官・楠正憲氏は、マイナンバー制度や自治体システム標準化、ベースレジストリ整備などを担われています。以前は、コロナ禍ではワクチン接種記録システム「VRS」の構築に尽力されました。現在は生成AIを活用するためのガイドライン整備と実証を進められています。今後、生成AIを活用しDXを本格的に進めるためには、非構造化文書の利活用と正確で信頼できる文書やデータの整備が課題であり、文書管理の重要性を語られました。
脱PPAPから始めるDX
合同会社PPAP総研
JIIMA理事 大泰司 章
p.10
DX推進の第一歩として、合同会社PPAP総研の大泰司氏は非効率かつセキュリティ上問題のある「PPAP」メール文化の廃止を提唱しています。PPAPとは、メールでPasswordつきzipファイルを送り、別途解凍Passwordを送る手法。しかし、送信者の都合で自動化される一方、受信者に負担を強いていることから、STARTTLSやS/MIMEによる暗号化、オンラインストレージ、電子契約などを代替策として挙げています。今後は業務スタイルに応じた柔軟な対応と、業界全体での意識改革が求められることを説明しています。
【連載 IMタイムトラベル】
展示会の変容 ―SNSとウェビナーがもたらした構造的変化
AI作成記事
p.33
1998年のJIIMAショーは実機展示と対面商談が中心でしたが、2025年現在はSNSやウェビナーを活用したオンライン・ハイブリッド型展示会へと進化しています。参加者は事前に情報収集し、移動が不要である一方で偶発的な出会いや実機体験は減少しており、展示会は「場の提供」から「体験価値の設計」へと進化を続けていくと考えられます。今回は生成AIを用いてこれら展示会の過去と現在の変容を比較し、未来への展望を執筆させてみました。
「学習・育成・雇用」が三位一体となった環境で
デジタル人材像は「スキルベース」へと向かう
株式会社メディア・パラダイム研究所
奥平 等
p.14
【連載 生成AIの時代】
第14回 AIが「協働パートナー」に変わる時代
株式会社第一生命経済研究所
柏村 祐
p.20
【連載 公文書管理シリーズ】
第58弾 横浜開港資料館─アーカイブズを観光拠点に変えた「近代横浜の記憶装置」
JIIMA広報委員会
長井 勉
p.24
【わが館のお宝文書】
横浜開港資料館所蔵「関口日記」
p.29
【わが社のプレゼン】
未来を切り拓く人的資本経営とクラウドサービスの展開
新日本コンピュータマネジメント株式会社(SCM)
p.30
【委員会活動報告】文書情報管理士検定試験委員会
ボーンデジタル時代をリードする人材を育成する
文書情報管理士検定試験委員会
p.36
文書情報管理士 合格者からのひと言
p.38
【委員会活動報告】文書情報マネージャー認定委員会
自治体向け公文書管理セミナー 7月より開講
文書情報マネージャー認定委員会
p.40
文書情報マネージャーの視点が拓いた改革の道
― 北海道電力・水戸氏のDX実践
文書情報マネージャー認定委員会
p.43
関西イメージ情報業連合会がセミナー&ビアパーティを開催
~文書情報マネジメントの最新動向を学ぶハイブリッド開催~
関西イメージ情報連合会(KIU)
関 雅夫
p.46
【ニュース・ア・ラ・カルト】
●富士フイルムビジネスイノベーション「Innovation Print Awards2025」の入賞作品を発表
●ラクス 「メールディーラー」が問い合わせ機能の利用実態と改善案を調査
●TOKIUM 請求書の照合に関する実態調査を公開
●シャープ 対話AIキャラクター「ポケとも」発表
●ITR AIエージェント基盤市場規模推移および予測を発表
●各社ニュース
p.48
【新製品紹介】
●「imageFORCE(イメージフォース)」 キヤノン(株)/キヤノンマーケティングジャパン(株)
●「SC-S8150」 エプソン販売(株)
●「HP Indigo 6K+ デジタル印刷機」 (株)日本HP
p.50
【コラム】箸休め
第9回 飲み物
志度寺財団/記録資料研究所
毛塚 万里
p.51
■IM編集委員から
p.52



