文書
【英】document
情報及びそれが含まれている媒体
(出典:JIS Q 9000:2015 の3.8.5)
文書の概念としてよく引用されているのは明治 43 年の大審院判例で、この判例から次の 3つが文書の要件であるとするのが定説とされてきた。
①文字やこれに代わる符号で記載されている。
②永続性のある状態で、ある物体の上に記載されている。
③意思を表示したものである。
今日では、文書の概念に、①の文字やこれに代わる符号に加え、写真やコンピュータデータなども含まれる。
また、②のある物体の上に記載されているという観点からは、それが紙であれば紙文書、マイクロフィルムであればマイクロフィルム文書、電子媒体であれば電子文書となるが、電子文書の場合は、単に情報が電子媒体に書込まれているだけではなく、必要な時にいつでも画面に表示または印刷でき、読んで理解できる必要がある。