【文書情報を活用する視点での文書情報活用成熟度調査】を公開しました
文書情報の「活用」に関する研究会における、文書情報を活用する視点での文書情報活用成熟度調査
「文書情報の活用は“攻め”と“守り”に大別され、これまでは“守り”が重視されてきましたが、これからは“攻め”が重要視される」 という仮説のもと、市場における“攻め”の文書情報活用に対する期待度や、実際に活用されている目的・効果を把握するための調査を実施しました。
■本取り組みの目的と背景
研究会におきましては、“攻め”の成熟度について一定の基準を設定し、業務運用や新技術の評価、組織役割といった観点で自社の成熟度を測るとともに、成熟度を引き上げる為の取り組みを例示することなどを目指して活動しています。
“攻め”においては、文書情報をビジネス発展にどのように寄与させるかが重要となります。
経産省の提唱するDXの定義におきましても“データとデジタル技術を活用して変革し競争上の優位を得ること”となっており、今後はより“攻め”の重要度が増していくと考えられます。今回は設定した成熟度モデルを利用し、国内企業における文書情報管理、活用状況調査をしました。
【成熟度モデル】
成熟度モデルは、文書情報管理と活用の向上を目的として、各評価軸に基づいた段階的な評価を行うことで、組織がどのように文書情報を活用し、効果を最大化できるかを明確にします。具体的なアクションと戦略を通じて、組織全体の文書情報の価値を引き出すことが可能となります。
- ①段階的な評価
- ②基準の設定
- ③改善の手がかり
- ④自己評価の促進
- ⑤成熟度モデルの各評価軸
- 業務レベルでの動機付け(ボトムアップ)
- インプット
- プロセス
- アウトプット
- 組織・経営レベルでの動機付け(トップダウン)