文書情報管理士をご存知ですか?
 
文書管理の重要性とは?
これまで私たちは、テロや災害により書類が散逸する場面のニュース映像を何度も目にしてきました。そのたびに、自分の所属している組織の危機管理のありかたを考えさせられてきたはずです。また近年、相次ぐ企業不祥事により、企業活動の正しい記録と保存が、強く求められてきています。新会社法や日本版企業改革法、内部統制の強化と文書化などの具体化が法制面でも強く求められてきています。
このような危機管理や法整備に合わせて、厳しくなる社会の目や事業継続のためにも文書記録の重要性に注目が集まっています。
 
資格の有効性
JIIMAなどが中心になり政府に働きかけ発令された「e―文書法」により、これまで多くの法令によって紙での保存を義務付けられていた書類が、電子化(書類をスキャニングして作成したデータ)されたデータでの保存が認められ、オフィスでの書類の管理に大きな成果をもたらしました。しかし、書類を電子化し安心して保管するには、ある一定の基準が必要です。文書情報管理士は、最適な書類の電子保存の方法を理解し、特に最近問題になっている「企業の責任」を明確に残すための文書の大切さを伝えるエキスパートのための資格です。
これはリクルート社が企業のIT部門の担当者に行った、「今、注目しているキーワードはなにか?」に関するアンケートの一部です。「文書管理」は常に上位にランクされています。
企業のIT部門においては、これからの自社の発展のために文書管理は欠かすことができない重要な課題のひとつと考えていると言えそうです。
 
文書情報管理士とは
社団法人日本画像情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格試験で2001年から実施しています。上級・1級・2級の3つのクラスがあり、現在累計で約8,000人が資格を取得しています。主にオフィスで取り扱う文書類、帳票類、伝票類、技術資料、図面などをコンピュータの画面で見ることができるようにするためにスキャニングしたり、また大量の書類を効率よく安全に長期保管するためにマイクロフィルムに撮影したりするための技術を取得するための資格です。
2級は誰でも受験することができ、1級は既に2級の資格を持っている人が、また上級はCompTIA CDIA+という外部の試験に合格した人のみ受験することができます。
 
文書情報管理士の累計数の推移
 
検定

試験は8月と2月の年2回行われます。8月は毎年最後の日曜日に全国の会場で各会場とも上級・1級・2級を行います。2月は初旬の日曜日に2級と1級を東京と大阪で行います。

【試験方式】
1級・2級  90問 120分 マークシート4択
上級     45問  60分   〃    〃

模擬試験(体験版)はこちら

【合否】
試験の1ヶ月後までに本人宛に合否(受験者全員に)の通知を行います。また、合格者には試験から2ヶ月以内に認定証書と認定カード(顔写真入りのカード)を送ります。また、希望者は当協会が発行する月刊IM誌に合格者の名前を記載します。
約70%の正答率が合格の目安です。合格率は上級が60%、1級で50%、2級は65%程度になっています。

検定試験についての詳しい説明
 
さて、実際にこの資格にチャレンジしてみよう、と思っても「何から勉強したらいいのかわからない」という人は、受験対策セミナーへ参加してみてはいかがでしょうか?
このセミナーは、毎年8月と12月に東京と大阪で開催され、検定試験委員が講師となり、全員合格を目指して重要なポイントを簡潔に説明します。受講料の中には4冊の指定参考書代が含まれています。
受験対策セミナーについて
 
独学でチャレンジする方は、この試験のための参考書をよく読んでください。この教科書はホームページから注文することができます。
受験の為の参考書について
 
文書情報管理士検定試験 受験体験インタビュー
月刊IM2008年6月号より 田畑 弘二氏・中村 淳氏(ヤフー株式会社)
月刊IM2010年2月号より 全社的な取り組み(株式会社ジェイ エスキューブ)
 
■お問い合わせは
社団法人日本画像情報マネジメント協会
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2−1−3
TEL 03-5821-7351 FAX 03-5821-7354
kenteishiken@jiima.or.jp