プロジェクトマネジメントも価値創造の時代に入った

 プロジェクトマネジメントのバイブルともいえるPMBOKの日本語版の最新版である「第7版」が、2021年10月に販売開始されました。
 その内容が、これまでの第6版までと大きく変わっていると話題というか、衝撃が走っています。

 PMBOK第7版のパンフレットによると、”「価値の実現」を重視”を意図したとしています。さらに、”プロセス・ベースから「原理・原則ベース」に変更 予測型、従来型、適応型、アジャイル、ハイブリッドなど、あらゆる開発アプローチを反映 組織やプロジェクトの状況に応じて「テーラリング」する章を提供”と説明されています。
 つまり、一旦定めた目標に向けてひた走るウォータフォールモデルから価値を高めながら走るアジャイルモデルに変身したのです。
 この考え方は文書情報マネジメントとしての取組みにも通ずるところがあります。マネジメントという言葉からは常に管理、防御をイメージしがちですが、これからは攻め「価値創造」も目指していく必要があります。

 皆さんもPMBOK 第7版 スタディしてみませんか。 尚、その目次は以下のようになっています。

□プロジェクトマネジメント標準
1.はじめに
2.価値実現システム
3.プロジェクトマネジメントの原理・原則

参考文献 索引
□プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK®ガイド)
1.はじめに
2.プロジェクト・パフォーマンス領域
3.テーラリング
4.モデル、方法、作成物
参考文献
付属文書 X1 貢献者およびレビューアー
付属文書 X2 スポンサー
付属文書 X3 プロジェクトマネジメント・オフィス
付属文書 X4 『プロジェクトマネジメント標準』の 調査と策定
用語集 索引